「Stray」勝手にゲーム感想文

ゲーム

Twitterなどで話題の猫ゲー「Stray」(ストレイ)をクリアしました。

個人的な評価は…

猫度★★★★★
サイバーパンク度★★★★
完成度★★★★★

です!!
それでは勝手に感想を書いていきます。

Strayとは?

2022年7月19日に発売されたアドベンチャーゲームで、PS4,PS5,PCでプレイできます。

主人公は名無しの「猫」

小型ドローンの「B-12」と一緒に、ロボットが生活するサイバーパンクな町から脱出を目指す…というストーリーです。

左側がB-12、意志を持つロボットとして描かれる。

私はPCでプレイ、クリアまでにかかった時間は約6時間でした。
最近のゲームとしてはかなり短めです。

公式ではアドベンチャーゲームとありますが、謎解き、アクション、ステルスなどの要素がバランスよく取り入れられていて楽しかったです。

難易度は難しすぎず、簡単すぎず、ちょうどよかったです。
ただ人によっては少し詰まるポイントあるかもしれません。
私は1~2か所ほど攻略サイトのお世話になりました。

謎解きには若干のひらめきが必要。

プレイした感触は「人食いの大鷲トリコ」に近いかなと思います。
非常に独特なゲームなので、強いて挙げるなら…ですが、

猫好きな人、サイバーパンクな雰囲気が好きな人、謎解きが好きな人にもおすすめできるゲームだと思います。

Goodなところ

とにかくこのゲーム、完成度がすさまじいです。

ほとんどバグがなく、快適にプレイできた。

街の雰囲気、猫の描写、バグの少なさ、これらはどれも一級品です。

そんな中でも個人的に気に入ったポイントをいくつか挙げていきたいと思います。

グラフィック

本作はグラフィックが素晴らしいです!

特に光の表現は圧巻で、暗い場所も明るい場所も、全てが絵になります。

UIはシンプルで、サイバーパンクな世界を画面いっぱいに楽しむことができます。

ミッドタウンの様子、まどろっこしいUIは存在しない。

私は終盤で訪れるミッドタウンの雰囲気に魅了されてしまいました。

色鮮やかなネオン、濡れた路面、立ち上る煙、そして旅を続ける猫とロボット…

これ以上の説明はナンセンスですね。

サウンド

「Stray」はサウンドも素敵です。

BGMは優しく、包み込むような音楽で、作品全体の雰囲気を作ってくれます。

基本的にあまり前面には出てきませんが、緊迫する場面では迫力のあるBGMが流れます。

ミュージシャンの横でうたた寝…

序盤のステージでは街に落ちている楽譜を集めてミュージシャンに演奏してもらうことができます。

全部で8曲ほどあって、これがなかなかに名曲揃いでした。

旅の中のちょっとしたアクセントになっていて、ほんとうに細かいところまで作りこまれているなと思いました。

猫が好きなすべての人へ

本作における猫の描写はかなりリアルです。

動作はスムーズで、きちんと猫の”重さ”を感じることができます。

細かいところだと、かすかに耳を動かしていたり、呼吸の度に胸郭が大きくなったり小さくなったりします。

か…かわいい!!

また、作りこまれた町を猫になって駆け回るという体験は控えめに言って最高です。

屋根の上へ登ったり、ちょっとした隙間から家に侵入したり、棚からモノを落としたり、フィクションの世界とはいえ、猫になりたいという夢をかなえてくれます。

テレビを視聴する猫

個人的に気に入ったのがビリヤード台です。

とある場所に置いてあるのですが、台の上に乗って盤面を荒らし回ることができます。

目の前に玉があると転がさずにはいられない…

この発想はなかった…

個人的、猫になってやりたいことランキングにランクインです。

サイバーパンクな世界観

わたくし、実はこっち目当てで本作をプレイしました。

「ブレードランナー」「攻殻機動隊」に代表されるSFのサブジャンル“サイバーパンク”

詳しい説明は省略しますが、とにかくこの雰囲気が最高なのです。

猫とネオンとホログラム、最高!

また、随所にSF作品のパロディがあり、自分が見つけたところだと、

バック・トゥ・ザ・フューチャーのドク

ジゴワット!これは確定ですね

ブレードランナーっぽいポスター

ブレードランナーっぽい?

攻殻機動隊をイメージしたであろう頸椎に刺さったケーブル

しっかり刺さってます

などなど…
こういった他作品との関連性を探していくのも面白いと思います。

Badなところ

正直悪いところは探す方が難しいですが、褒めっぱなしというのもアレなので頑張って何個かひねり出してみます。

1本道のストーリー

本作の世界はシームレスなワールドではあるものの、本質的には1本道のステージクリア方式となっています。

1本道だから悪いというわけではないですが、オープンワールドの世界を猫になって駆け回りたい!と思って本作を購入すると、若干肩透かしにあうかもしれません。

ワールドは狭いが、密度が濃い。

しかし一本道の分、細部までワールドが作りこまれており、バグも少ないので、作品の完成度という意味では個人的には完璧に近いと思います。

また、クリア後好きなチャプターからプレイできるので、思う存分探索を楽しむことができます。

敵がちょっとグロい

本作では“ZURK”という敵が出てきます。

ノミのような外観で、単体だとまだいいのですが、集団で襲ってくるのがちょっと気持ち悪い。

逃げて!超逃げて‼

またあるステージでは、壁にへばりついた………が出現します。(ここはあえて伏せました)

これがなかなかホラーな雰囲気で、正直苦手な人もいると思います。

フォトモードがない

現地点ではこれが唯一の不満点かもしれません。

かわいい猫やサイバーパンクな街並みをいろんな角度から撮りまくりたい!という欲求には答えてくれません。

何か言ったかニャ?

が、正直なところ、ぐりぐりカメラを操作できなくても十分すぎるほど画面はきれいです。

他のゲームのようにポーズをとることができないのは残念ですが、これは「人間の思い通りに猫は動かない!」という開発からのメッセージなのでしょう。(ホントか?)

もしかしたらアップデートでフォトモードが追加されるかもしれないので、期待せずに待とうと思います。

まとめ

猫度★★★★★
サイバーパンク度★★★★
完成度★★★★★

猫好きな人、サイバーパンク好きな人にぜひおすすめしたい作品です。

バグが少なく、シンプルな操作感なので、ライトゲーマーでも楽しめる、超良作!

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